毎日のスキンケアの工程の一つとして美容液を取り入れている方は多いと思います。
ですが、「とりあえずあった方が肌に良さそう」「なんとなく効きそうなきがする」といった理由でなんとなく使っていて上手にスキンケアに取り入れられていない方もいると思います。
美容液に対して、「あまり効果を感じられていない」「どのように使っていいかわからない」なんてイメージを持っている方もいるのではないでしょうか?
そんな、なんとなくで使いがちな美容液は正しい使い方をすることで、あなたの目指す肌に近づくことができるスペシャルアイテムなんです。
今回は、美容液の適切な使いか方や役割、効果を次期出すためのコツについても徹底的に解説します。
Contents
美容液が持つ役割とは?
まずは、美容液とはどんなアイテムなのかご説明いたします。
上にも書いたように美容液とは「お肌のお悩み解決用のスペシャルアイテム」です。
化粧水や乳液のみのベーシックなケアだけではニキビなどの肌悩みが改善されず、物足りなさを感じる時に助っ人のような役割を果たしてくれます。
では皆さんは、化粧水、美容液、乳液、クリームといった様々な製品がたくさんのブランドから販売されていますが、それぞれの製品の違いや特徴をご存知でしょうか?
一般的な使用方法として化粧水は、肌に水分や潤いを与え肌を柔らかくすることができます。
次に使用する乳液やクリームは、肌に足りていない油分を補ったり化粧水によって潤った肌の水分を蒸発させないようにする蓋のような性質があり、乳液やクリームはとても近い役割があります。
乳液には潤いを保ってくれる水溶性の成分の配合量が多く、クリームは潤いを保ってくれる油溶性の成分の配合量が多いといった違いがあります。
それぞれ乳液とクリームでは配合されている成分のバランスが異なるので、自分の肌タイプ(肌質)に合わせて選ぶのが良いと思います。
このような化粧水、乳液、クリームといったスキンケアアイテムは「基礎化粧品」と呼ばれることが多く、一般的には化粧品などと呼ばれています。
肌に潤いを与えたり肌の潤いを補ったり乱れたバリア機能を整えるといった、健やかな肌をキープして肌本来の状態を保つために使用されています。
年齢を重ねると共にできる、シワやくすみといった肌トラブルが気になっている方もいると思います。
このような肌トラブルに悩んでいる方は、化粧水や乳液といった基礎化粧品だけでは改善することが難しくなります。
そんな個人個人の肌悩みに特化しているのスペシャルアイテムが「美容液」なんです。
美容液にはシワやくすみ、たるみといった肌トラブルを改善する様々な機能を持ったたくさんの種類があります。
肌の状態やあなたの理想の肌質、肌悩みの改善、肌荒れの予防といった個人のニーズに合わせて選ぶことができます。
「シワ改善」「保湿」など機能がさまざまで肌悩みへ働きかけてくれる
美容液というアイテムには、保湿効果や美白効果などを期待することができる美容成分を濃縮配合されています。
主な役割としては、「ニキビ対策」「うるおい補給」「紫外線防止効果」「シミ改善や美白」「シワ改善」といった肌悩みに応じて特定の機能によって集中的にケアすることです。
集中的にケアするということは、自分のなりたい肌をイメージしたり、気になっている肌トラブルや肌質などを理解するということが、美容液選びの第1歩とも言えます。
また成分ばかりを気にするのではなく、クリーム状、オイル状、ジェル状、ローション状など形状もさまざまです。
自分にとって心地よい使用感など好みに合った物を選ぶことが大切です。
ですが、肌の変化の感じ方は年齢性別季節などによってもそれぞれです。
その上、肌のターンオーバーのサイクルにも大きな影響があります。
なので、使用中などに大きな肌トラブルがない場合は、1本使い切ってから肌の状態を確認し継続するか違うアイテムの変更するか決めるのがおすすめです。
使うのは1種類だけ?重ね付けはいいの?
「美容液は1種類だけで、2種類以上の美容液は使ってはいけない?」「美容液って何種類まで同時に使っていいの」なんて疑問に思ったことないですか?
製品に配合されている成分にもよりますが、肌悩みに合わせて何種類かを同時に使用することもできます。
例を挙げるとすると、ブースター美容液と「ヒアルロン酸」のような成分を配合して保湿効果のある美容液を使用していたり、顔全体に使用する美容液とニキビなど部分的に使用する美容液を併用している方もいます。
このような美容液の重ね塗りやダブル使いできるかは、アイテムの説明書やお店の美容部員の方に相談して間違いのない使用方法で使用することが大切です。
成分によっては、併用することで肌荒れを起こしてしまう物や肌刺激が強くな理すぎてしまう物もあるので注意してください。
また、複数の肌悩みを解決したい場合は、1本で多機能の美容液も販売されているので自分の肌悩みに合った美容液を使用することもできます。
季節や年齢など、その時の自分の肌悩みに合わせた美容液を使ってみてください。
美容液の乳液やクリームとの違いは何?
では、美容液とクリームや乳液の違いはどんな所なのでしょうか?
美容液とクリームや乳液の違いは、「特定の肌悩みへの効果に特化している」ということです。
美容液は肌悩みごとに肌内部に働きかけることで肌悩みを解決するという効果を期待することができるアイテムなのに対して、乳液は肌の水分と油分のバランスを適正に整えることで肌を柔らかくする効果があります。
またクリームは、肌表面に油性成分などによる保護膜を作って、肌内部からの水分の蒸発を防ぐことで肌内部の水分を逃さないように守ることができるアイテムです。
「美容液を塗ったら乳液は塗らずにクリームだけで良いんじゃない」って思う方もいると思いますが、美容液や乳液やクリームは炊く割が異なります。
美容液は有効成分を肌内部に届けて特定の肌悩みを解決することができ、乳液やクリームは美容液の成分や化粧水による潤いを肌に留めるために使用します。
美容液には大きく分けて3つの種類がある
美容液とひとくくりに言っても、種類は様々です。
実は色々なメーカーが効果や使用方法など色々なタイプの美容液を販売しているので、美容液について明確な定義はないんです。
なので、ジェルのようなみずみずしいテクスチャからクリームのような重めのもの、化粧水のような水っぽいもの、シートパックタイプなど多岐に渡ります。
どの美容液にも総じて言えることは、肌悩みをメインとする美容効果を発揮するための有効成分が含まれているということです。
肌悩みにしっかりアプローチするために成分や使用感などをしっかり確認して使用することが重要です。
代表的な成分を配合した美容液にの機能については次のようなものがあります。
ヒアルロン酸などを配合した保湿美容液
保湿効果のある美容液には、主にセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンのような成分が配合されています。
これらの成分には、肌の水分をキープして潤いを保つ効果があります。
肌の水分をキープすることで肌のターンオーバーが正常になりハリや弾力のある肌になることができます。
ビタミンCなどを配合した美白美容液
美白美容液には、ビタミンC誘導体、アルブチン、カモミラETなどの美白効果がある成分が配合されています。
シミやそばかすなどの原因になるメラニン色素の生成を抑える働きがあります。
メラニン色素の生成を抑えることで肌が美白になり、夏などに気になりがちな肌にくすみを解決することができます。
レチノールなどを配合したアンチエンジング美容液
アンチエイジング美容液には、レチノール、ナイアシン、ポリフェノールなどの毛穴を小さくしたり抗酸化作用のある成分が配合されています。
他にも、肌内部にある線維芽細胞に働きかけることによってハリや弾力を肌に与えて、シワやたるみを改善することができる成分もあります。
肌の悩みって数えだすと、あれもこれも気になってきりがないですよね。
その上、効果がある美容液と聞くだけで、どれも試したくなりがちになると思います。
ですが美容液の効果をしっかり得るためには解決したい目的に合った物を選んで継続して最低でも1本は使い続けることが大切です。
ただ、1本の美容液で保湿、美白、シワ、ハリなど全ての肌悩みを解決するのはとても難しいと思います。
美容液を一度に複数使用する場合は、有効成分が配合された美容液を目的別に準備して、この後ご紹介する使い方も参考にしてみてください。
美容液はいつ使ったらいいの?正しい使い方をご紹介
ここでは、美容液の基本的な使い方についてご紹介します。
製品によってメーカーから推奨されている使用方法が異なる場合もありますが、ぜひ参考にしてみてください。
「ニキビが気になりだした」「夏になって肌のくすみが気になり始めた」こんな肌悩みが気になり出した時が美容液の使い始めるベストタイミングです。
まず、美容液を塗る前にクレンジングと洗顔を丁寧に行い、メイクや日焼け度め、皮脂汚れなどを落とし綺麗な肌にします。
次に化粧水を顔全体に馴染ませて肌に水分を与えて肌を整えていきます。
そして、化粧水の後にセラムやエッセンスなどの美容液を馴染ませていきます。
美容液は商品やメーカーの使用方法に従って適量を手に取り、両手で押さえるように顔全体に馴染ませていきます。
ニキビ美容液などは悩みを感じている顔の一部に使いがちですが、美白美容液やエイジングケア美容液はくすみなどの予防に使用する物なので、顔全体に馴染ませてください。
頬やおでこなどの面積の広い箇所から順番に、目の周りや小鼻などの細かい部分にも丁寧に馴染ませていきましょう。
最後に軽く肌をマッサージすることで血行が促進されて美容液の浸透がさらにアップしますよ。
仕上げに顔全体を押さえながら馴染ませて美容液は終了です。
美容液が馴染ませ終わったら乳液やクリームで肌の油分を補いながら肌の水分を閉じ込めていきます。
また、美容液を馴染ませる際に2種類の美容液を使う方は、使用する順番を考えることも大切です。
トロッとした使用感の油分の多い美容液を先に使用することで、他のアイテムの浸透を妨げてしまうので、水のようなサラサラとしたテクスチャのアイテムを先に塗り後から油分の多いアイテムを塗るようにしてください。
その上、美容液は顔全体に塗るのが基本ですが、オイリー肌(脂性肌)の方は油分の与え過ぎによってTゾーンのテカリやニキビの原因にもなる可能性があります。
塗りすぎることで肌トラブルにも繋がる可能性があるので肌の状態を考えながら使用量を調節するのも大切です。
スキンケアに物足りなさを感じたり、ニキビなどの肌悩みがある時の「スペシャルケア」として
まずは、ベーシックなスキンケアについて整理しましょう。
ベーシックなスキンケアとはクレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、クリームなどのアイテムで行う基本的なスキンケアです。
このベーシックなスキンケアの主な目的としては、メイクや皮脂などの汚れを落とし、肌に潤いを補給し肌の油分を補うことを中心になります。
一方でスペシャルケアは、ニキビやたるみなどの個別に感じている肌悩みやトラブルの改善や予防を目的として行うケアのことです。
このスペシャルケアの中には、毛穴の黒ずみを改善するクレイパックや肌荒れを予防するシートパックなども含まれています。
簡単に説明すると、ベーシックなスキンケアにプラスアルファで行うスキンケアのことです。
美容液はこのスペシャルケアに含まれるアイテムです。
販売しているブランドや製品によって肌に付けるタイミングは様々
では、美容液どのタイミングで使用するのでしょうか?
一般的な使用の順番についてご紹介していきます。
一般的な美容液は、クレンジング、洗顔の後に化粧水で肌を整えてから美容液を使用します。
化粧水で肌を整えてから美容液を使用することで美容液に配合されている成分の浸透を高めることができます。
その後、必要に応じて乳液やクリームで油分を補うようにしてください。
また、製品によっては洗顔の直後に使用するブースター美容液というアイテムもあります。
洗顔直後に使用することで、次に使用する化粧水の浸透力を高める効果を期待することができるんです。
他にも、洗顔後の化粧水の前に美容液を使用することを勧めているブランドやアイテムがたくさん販売されています。
このように製品に応じて使用するタイミングや使用方法は異なります。
順番を間違えることで効果を十分に発揮できなかったりすることがあるので、説明書で確認してからの使用がとてもおすすめです。
乾燥やエイジングなど肌悩み別に選びたい美容液の種類とは
それでは、具体的な肌悩み別にスキンケアに取り入れていきたい成分についてご紹介していきます。
しかし、下記で紹介する成分の効果には個人差があります。
また、肌トラブルが深刻な場合や綺麗な肌を保ちたいという方は、美容クリニックなどで皮膚科医に相談することをおすすめします。
水分保持力が失われがちな乾燥肌の方の場合
化粧水と乳液、クリームなどのベーシックなスキンケアをしても潤い不足を感じてカサつきを感じる方は、セラミドなどの保湿成分が配合された美容液の使用がおすすめです。
潤い不足を感じたり肌のカサつきを感じる乾燥肌は肌の水分保持力が失われていることが主な原因です。
肌内部の水分保持力を向上させることが大切です。
こんな方におすすめな成分は、「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」といった肌内部で水分を保持してくれる役割を持つ成分です。
これらの成分を含んだ美容液を使用することで、肌内部に水分保持力が向上してカサつきの目立たない肌になることができます。
年齢によってシワやたるみが気になる方にはエイジングケア
年齢によって起こるシワやたるみなどのエイジングサインが気になる方にはビタミンA(レチノール)などの成分が配合された美容液の使用がおすすめです。
年齢を重ねると共に肌のハリ不足、フェイスラインのたるみなどが気になり出すと思います。
このような方には、肌にハリや潤いを与える効果がある「ビタミンA(レチノール)」や「ナイアシンアミド」などが配合され美容液がおすすめです。
ですが、「ビタミンA(レチノール)」はa反応というカサつきや皮向けなどを引き起こす可能性があるので説明書をしっかり読んでから使用するようにしてください。
春や夏の紫外線によって肌がくすみがちな方には美白ケア
春や夏の紫外線によってシミやそばかす、くすみが気になる場合は「ビタミンC」などの美白効果のる成分が配合された美容液の使用がおすすめです。
「ビタミンC」にはシミやそばかすなどの原因になるメラニン色素の生成を抑制する効果があります。
また、美白効果に関してはただ「ビタミンC」などでケアするだけでなく日中に日焼け止めや日傘を利用した紫外線対策が必須です。
美容液は、企業ごとの最新の研究によって生み出された成分や技術が反映されやすいアイテム
美容液を使うことでお肌の変化を大きく期待しやすいのが数あるスキンケア用品の中での大きな特徴です。
美白効果やニキビなどの炎症を抑えてくれる有効成分が豊富に配合されているので、瓶の大きさが小ぶりで高価な物があるので、選ぶ際に慎重になりがちなアイテムです。
多くの方が慎重に選ぶアイテムという一面を持っているからこそ、各メーカーは配合する成分の研究や肌馴染み、浸透力といった技術の研究に尽力しています。
メーカー独自の研究によって独自開発された成分も多数あり、この成分を配合した美容液がたくさん販売されています。
成分のみならず新しい技術が取り入れられており、有効成分をナノカプセル化(ナノメートルサイズのとても小さいカプセルで美容成分を覆うこと)することで肌に浸透しやすくしたり、成分が肌に長時間留まるような技術が使われているアイテムもあります。
また、価格が少し高くなってしまいますが幹細胞の培養エキスが配合された新タイプの美容液も販売されています。
この幹細胞の培養エキスは医療の分野でも注目されている成分なんです。
各メーカーの最先端の技術や成分に興味がある方は、美容液から試してみるのもおすすめですよ。
美容液は、肌トラブルの予防や改善を期待することができるので、美白など目的に応じた正しい使い方をすることでスキンケアのメインになる可能性がある重要なアイテムなんです。
自分の肌悩みに合ったアイテムを選んで、理想の肌に近づいていきたいですよね。
まとめ
- クレンジング、洗顔、化粧水、乳液、クリームといった基礎化粧品は、肌が本来持っている透明感などの健やかな状態をキープするために使う
- 美容液には、美白、たるみ予防、シワ予防、肌荒れ予防、、ニキビケアなどの様々な機能を持つアイテムがある
- 肌の状態や自分が理想とする肌質などに合わせて美容液を選ぶことでニキビなどの肌悩みを改善することができる
- 美容液のテクスチャは、クリーム状、オイル状、ジェル状、ローション状、シートパックなど様々な種類がある
- 美容液は保湿美容液、美白美容液、エイジングケア美容液、の3種類に大きく機能別に分けることができる
- 美容液の基本的な使用方法としては、化粧水で肌に水分を与えて整えた後に使用する
- 各美容液の使用方法に沿った適切な量を小鼻などの細かい箇所まで丁寧に馴染ませることが大切
- 2種類の美容液を使用する時には、サラサラとした水っぽいテクスチャの物から使用して油分の多い重めのテクスチャの順番で使用すると浸透しやすくなる
- 美容液は、メーカーごとにさまざまな研究がされていて、メーカーごとの最新技術や独自成分が配合されやすいアイテム
- 自分の肌悩みやテクスチャのアイテムを選び継続して使用することで美肌作りに役立つ