肌悩みを改善してくれるスキンケアの中でも主役のような存在の美容液。
「思うようにうまく活用できていない」なんて感じている方もいるのではないでしょうか?
美容液をうまく使えるようになることで、「ハリツヤのある肌」「毛穴レスな肌」など、あなたの抱えている肌悩みの解決や理想の肌になるための強い味方にすることができます。
そして、美容液の押さえておきたい基本や何を使ったらよいか迷った時におすすめな美容成分についてもご紹介。
美容液がどんなアイテムなのか知りたい方はぜひ読んでみてください。
Contents
【美容液とは?】美容液の種類や選び方について解説
美容液は、毛穴レスやハリツヤのある美肌を目指す上で欠かすことのできない心強いアイテムです。
ですが、販売されている美容液には様々な種類やブランド、美容成分があるので自分のなりたい肌や目的に合わせて選ぶことが大切です。
一括りに美容液といっても化粧水などの普段のスキンケアアイテムとの違いや種類の違い、何を選べば良いのか悩んでいる方も多くいると思います。
まずは、美容液がどんなアイテムなのかそして何を選ぶことが良いのか解説していきます。
美容液とはどんなアイテム?基礎知識を知ると今よりもっと効果的に使えます!
美容液とは化粧水などの基礎化粧品の一種で「ハリ・弾力」「毛穴」「保湿」「美白」「エイジングケア」「目元専用」などの肌悩みにアプローチすることができる効果的な成分を配合したアイテムです。
特定の肌悩みに働きかけることで集中的にケアすることで自身の目的や肌悩みに合わせて高い美容効果を発揮することができます。
化粧水や乳液などは肌に必要な水分や油分を与えてバリア機能を整えるためのアイテムです。
基本的なスキンケアである化粧水・乳液・クリームのお手入れにプラスして使用することで今の肌に必要な美容成分をピンポイントで肌に与えることができるんです。
「ニキビや毛穴などの肌悩みが気になり出した」や「普段のスキンケアでは十分に満足できない」といった時が美容液の使い始めのサインなので使い始める年齢に制限はありません。
また、2,000円前後から数万円まで価格も様々で価格が上がれば上がる程、肌に効果的な美容成分が多く配合されています。
スキンケアが好きな方の中には、化粧水や乳液はプチプラでも「美容液はデパコスを使っている」といったこだわりを持っている方も多いようです
化粧水や美容液など、基礎化粧品の特徴と違い
ここからは、化粧水、美容液、クリームの特徴や違いについてご紹介します。
化粧水・・・肌内部にある角質層に水分を与えることで柔らかく滑らかな肌に整えてくれるアイテムです。
「グリセリン」などの水溶性成分(水に溶けやすい成分)が主成分のため粧水だけでは水分蒸散しやすく、乳液などの油性成分を配合したアイテムで蓋をすることで肌に水分を与えることができます。
乳液・・・化粧水とクリームの中間のような役割のアイテムです。
肌に水分と油分をほどよく与えることができる上に、みずみずしく肌に浸透しやすい物からしっとりとしたクリームのような物まで販売されています。
自分の肌状態や好みに合わせて選ぶことができます。
美容液・・・肌を保湿するのはもちろんですが、肌悩み別に訴求成分を配合することでハリ弾力ケアなどのプラスαの美容効果を得ることが目的のアイテムです。
化粧水よりもトロッとしたリキッドやジェル、ミルク、オイルなどテクスチャや使用方法は様々です。
クリーム・・・乳液よりも油分が多く肌にしっかり蓋をして保湿効果、エモリエント効果(肌内部からの水分蒸散を防ぐ効果)が高いアイテムです。
クリームの特性上、美容成分を効果的に配合することができるのでブランドによってはスペシャルケアとして美容液と似た使い方をすることがあります。
ここからは美容液に関する主な種類やワードについて解説していきます。
エッセンス(ESSENCE)
化粧水とセラムの中間のようなイメージ。
化粧水よりもニキビなどの特定の肌悩みに働きかける役割があります。
化粧水、乳液、クリームといった基本的なスキンケアでは物足りない時に美白などの特定の効果をプラスアルファで求めている方におすすめです。
サラサラとして化粧水に近いテクスチャで肌馴染みがよく浸透力も高いアイテムです。
セラム(SERUM)
エッセンス(ESSENCE)よりもさらに美容成分が凝縮されているアイテム。
あなたの求めている肌悩みにより効果的に集中的にケアしたい時におすすめなです。
一般的にはエッセンス(ESSENCE)よりもトロッとしているテクスチャです。
ブースター(BOOSTER)
洗顔直後の化粧水の前に使うアイテムで一般的には導入美容液とも呼ばれています。
化粧水を馴染ませやすくするために肌を柔らかく整える働きがあります。
化粧水や美容液の効果を高めたい時に使用することで効果を発揮することができるアイテムです。
実際、美容液はいる?いらない?
みなさんの美容液に求める期待値が高いこともあり、「美容液って必要?」「美容液って使っても意味がない」なんて思う方もいるようです。
美容液が必要か不必要かは、求めている効果や肌の状態によって異なるので一概に判断することはできません。
一般的には水分量が足りており潤いが保たれている10代~20代前半ぐらいの肌であれば、基本的なスキンケアだけで特に問題ないかもしれません。
ですが、20代後半~30代以降になると肌内部の水分量が徐々に減少し乾燥や毛穴の目立ちなどがどんどん進行していきます。
年齢を重ねるうちに代謝が悪くなり肌のターンオーバーが乱れてしまうのもニキビなどの肌トラブルを招く一つの原因です。
そんな年齢と伴って気になる肌のエイジングサインに対して、化粧水、乳液、クリームだけでは水分などが十分に感じられない場合は美容液をプラスするのも1つの方法といえるでしょう。
美肌になるためには水分と油分のバランスがとても大切です。
化粧水、乳液、クリームという基本的なスキンケアとは反対に「美容液だけ使う」という方法はおすすめしません。
どんなに美容液が高機能だとしても、化粧水、乳液、クリームは必須です。
洗顔後の肌に水分と油分の両方をバランスよく与えることがとても必要ですが、美容液のみで全てを補うことはとても難しいでしょう。
もし、時短で1つのスキンケアアイテムでスキンケアを完結させたいという場合はオールインワンジェルなどのアイテムの使用がおすすめです。
美容液の正しい使い方についてご紹介。せっかく使うなら効果的に使いたいですよね
せっかく自分の肌悩みに合った美容液を見つけても正しく使わないと効果を感じられなくなってしまいます。
せっかく使うなら効果的に使いたいですよね。
ここからは、美容液の正しい使い方についてご紹介していきます。
美容液を使う正しい順番とは?
まず、化粧水なども含めてスキンケアアイテムを効果的に使用するなら、適切な順番でお手入れを行うことがとても大切です。
特に美容液はブランドや種類によって使う順番が異なるので使い方に迷ってしまうアイテムだと思います。
一般的には化粧品は、【水分が多い物】から【油分の多い物】の順番に使うことで効果的に使うとそれぞれの効果を発揮することができます。
テクスチャで説明すると、【水のようなサラサラとした物】から【油分の多いとろみのある物】といった順番で使用することが基本です。
基本的な美容液の使用方法は、化粧水で肌に水分を与えて整えた後に使用し、美容液の後に乳液やクリームを使用することです。
もし複数の美容液を使用する場合も上記テクスチャを参考に乳液やクリームの前にサラサラとしたテクスチャの物から使用するようにしてください。
基本のスキンケアの順序としては、化粧水→美容液→乳液→クリームです。
ですが、数ある美容液の中でもブースター(導入美容液)と呼ばれているアイテムは化粧水の直前に使用することで効果を発揮することができます。
化粧水の直前に使用することでその後のスキンケアの浸透を良くすることができるんです。
ブースター(導入美容液)を使う場合のスキンケアの順序としては、ブースター(導入美容液)→化粧水→美容液→乳液→クリームです。
他にも、化粧下地の役割を果たすこともできる日中用美容液はベースメイクの前に塗るなど種類は様々です。
美容液は配合成分や使用目的に応じて適切な順番が異なるので、使用する前に美容液の使用方法を確認してから適切に使用するようにしてください。
美容液の正しいつけ方とは?
美容液の馴染ませ方に特別難しいことは1つもありません。
化粧水などの他のスキンケアアイテム同様、手と肌の摩擦に気をつけながら使用方法に記載がある適量を顔に馴染ませることです。
使用方法に記載がある量を手に取り(通常 2プッシュ or 2滴程度)、両手のひらに軽く伸ばして顔全体に丁寧に馴染ませてください。
優しくハンドプレスすることでより浸透力をアップさせることができます。
また、乾燥や毛穴など気になる部分など重点的にケアしたい箇所は重ね付けをしてください。
美容液の使用後は浸透を待つ必要はないので、馴染ませた水分が蒸発してしまう前に続けて乳液を馴染ませていきましょう。
美容液を使う正しい頻度とは?毎日使ってOK?
美容液化粧品の一種なので毎日使用して構いません。
「肌が潰れてしまうから毎日は使用しない」「高価な化粧品を毎日使用すると肌が甘えてしまう」といった言葉を耳にすることがあると思います。
でも実際はそんなことありません。
初めて使用する美容液が自身の肌に合っている場合、肌の調子が格段に良くなっていく事に高揚感や喜びを感じてくると思います。
しばらく使っていくうちに肌の調子が良い状態になれると、効果を実感しにくくなる場合があります。
ですが美容液とは肌の調子が悪い時に使用するのではなく、肌トラブルを予防するために使うものなので毎日ケアすることが大切なんです。
ですが、どんな時でも肌に合うとも限らないので注意は必要です。
一方で、毛穴対策用のレチノール配合の美容液や美白対策用のビタミンCが配合されている美容液は刺激を感じることがあります。
普段は問題なく使用できても、生理や季節の変わり目などの肌が敏感な時期には刺激をかんじたり肌荒れを起こしてしまう場合があります。
これは美容液に限らず化粧水なども同様なので肌の状態に合わせて使い分けも必要です。
実際販売されている美容液は何種類?
一般的に販売されている美容液主に3種類に分けることができます。
エッセンス(ESSENCE)
化粧水とセラム(SERUM)の中間のようなイメージのアイテムで、化粧水よりも美容成分が多く配合されており、特定の肌悩みに働きかけることができます。
化粧水、乳液、クリームなどの基本的なスキンケアでは物足りなさをかんじてプラスアルファで何かを取り入れたい時におすすめです。
化粧水のようなサラサラとしたテクスチャで肌馴染みがよく浸透力が高いのが特徴です。
セラム(SERUM)
エッセンス(ESSENCE)よりも配合されている美容成分の濃度が高いアイテムのことです。
ニキビや美白といった肌悩みや求められる効果に対して、より集中的なケアをすることができます。
エッセンス(ESSENCE)よりもとろみがあるテクスチャで一般的です。
ブースター(BOOSTER)
洗顔と化粧水の間に使用するアイテムです。
導入美容液とも呼ばれることもあります。
化粧水の前に馴染ませることで肌の角質を柔らかくしてブースター(BOOSTER)使用後の化粧水や美容液を肌内部まで浸透させることができます。
化粧水やエッセンス(ESSENCE)、セラム(SERUM)の効果を高めたい時に使用するアイテムです。
美容液はどのタイミングでつけるのがベストなのか疑問に思っている方もいると思います。
エッセンス(ESSENCE)やセラム(SERUM)の場合は、化粧水→エッセンス(ESSENCE)→セラム(SERUM)→乳液→クリームの順番が一般的です。
化粧水を丁寧にしっかり馴染ませてからエッセンス(ESSENCE)やセラム(SERUM)を馴染ませるようにしましょう。
また、ブースター(BOOSTER)は、洗顔後の肌に使用することで、その後のスキンケアの浸透が大きく変わります。
それぞれの美容液の使用する順番についてご説明しましたが、こちらは一般的な見解に過ぎません。
正しい使用方法についてはブランドが推奨している方法やアイテムに記載がある使用方法に沿って使用するようにしてください。
あなたの肌にぴったりな美容液の選び方は?
美容液にはたくさんの種類があり、選ぶ時のポイントがあります。
美容液を選ぶ時のポイントは、「あなたのどんな肌悩みをケアして、どんな肌になりたいか」という目的を決めることです。
この目的に合わせて選んでいくことがポイントになると思います。
多くの広告で取り上げられていたり、口コミや評判が良い高価な美容液でも、あなた自身が求めている効果に合っていないと思うように効果を感じられずなりたい肌になることが難しくなります。
また美容液には、①肌悩み別美容液、②部分用美容液、③使用目的別美容液の3つが分類として分けることができます。
ここでは、特に多い「保湿・美白・ニキビケア・毛穴ケア・エイジングケア」に特化した美容液に配合されている代表的な成分について紹介します。
実際に美容液の成分表示を確認する際に参考にしてみてください。
保湿
化粧水、乳液、クリームといった基本的なスキンケアをしてておも肌の乾燥が気になる方は下記のような保湿成分が含まれている美容液の使用がおすすめです。
肌の乾燥は肌内部にある角質層の水分量が不足することで起こる肌トラブルです。
角質層ではセラミドや天然保湿因子(NMF)といった成分が肌の水分を保っています。
ですが紫外線や加齢などによって、セラミドなどは減少し乾燥などの肌トラブルが引き起こされます。
このような乾燥を化粧水の水分補給のみで補いきれない時に保湿効果のある美容液が効果的なんです。
サラサラとしたテクスチャの物からとろみのあるテクスチャの物まで様々なアイテムが販売されているので、自分の好みに合ったアイテムを使用してみてください。
配合されている成分としては、水分を抱えて潤いを保つ成分として「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「アミノ酸」「グリセリン」といった成分が配合されています。
水分を抱え込んだり、肌を乾燥から守る成分として「セラミド」「スクワラン」といった成分が配合されています。
美白
透き通るような透明感のある肌を目指したい方や、年齢を重ねることで起こるシミ、そばかすを防ぎたい方におすすめです。
美白効果とは肌の色を白くするのではなく、肌のくすみなどの原因になるメラニン色素の生成を抑えてシミやそばかすの発生を防ぐことです。
シミやそばかすが目立つ前の予防目的として一歩早く使用することでより効果的に使用することができます。
これに加えて美白美容液だけに頼らずに一年を通して日焼け止めなどでしっかり紫外線対策を行うことも大切です。
透明感のある肌になりたい方や、シミ、そばかすを防ぎたいという方は下記のような美白有効成分が配合されているアイテムの使用がおすすめです。
「ビタミンC誘導体」「トラネキサム酸」「カモミラET」「コウジ酸」「ナイアシンアミド」
ニキビケア
ニキビが肌にできる原因として、過剰分泌される皮脂や肌のターンオーバーの乱れ、乾燥などが原因として挙げられます。
ニキビケアをするには、ニキビの炎症を抑える、有効成分として殺菌作用がある成分が配合された美容液を選ぶことが大切です。
ニキビ気になっている方は、ニキビができる原因を解決できる美容液を選ぶことが大切です。
過剰に分泌される皮脂を抑制する成分「ビタミンC誘導体」
ターンオーバーの乱れによって硬くなった角質を柔らかく整える成分「グリコール酸」「サリチル酸」
乾燥によってニキビが気になる方の肌を保湿してくれう成分「セラミド」「ヒアルロン酸」「プラセンタ」
肌が炎症を起こしてニキビができており、炎症を抑える成分「グリチルリチン酸ジカリウム」「アラントイン」
毛穴ケア
毛穴ケアと一括りに言っても毛穴悩みにはさまざまな種類があるのをご存知でしょうか?
皮脂や古い角質の詰まり、時間の経過と共に黒ずんだ毛穴の角栓の詰まりや黒ずみ、乾燥や過剰な皮脂によって起こる開き毛穴、年齢を重ねたりハリ不足によって起こる目立ち毛穴など様々な種類があります。
毛穴ケアに有効な成分は原因によって異なります。
毛穴のタイプに合わせて選ぶようにしましょう。
皮脂の過剰分泌などによって毛穴が開いている方は毛穴や肌を引き締める効果がある「ビタミンC誘導体」の使用がおすすめです。
皮脂や古い角質の詰まり、時間の経過と共に黒ずんだ毛穴の詰まりや黒ずみには、古い角質の除去(ピーリング効果)がある「サリチル酸」「グリコール酸」「フルーツ酸s」の使用がおすすめです。
肌にハリや弾力を与える成分「フラーレン」「コラーゲン」「機能性ペプチド」
エイジングケア
まずエイジングケアとは、年齢に応じたスキンケアをすることです。
肌のターンオーバーのサイクルは年齢を重ねると共に遅くなり、肌のくすみやたるみ、シミ、シワなどができやすくなってしまいます。
年齢を重ねることで肌弾力を保つコラーゲンやエラスチンという成分が減ることによる表情筋の減衰、長年紫外線に晒されたことによるたるみなど日常生活において外的ストレスからのダメージは様々です。
たるみやシワなどはもちろんですが、毛穴の目立ちやカサつきもエイジングサインの一つなので対策としてエイジングケアが必要です。
あなたの肌トラブルの原因に合わせた、年齢に応じたエイジングケアが必要です。
カサつきを防いでくれる保湿効果がある成分「セラミド」「ヒアルロン酸」
シワや毛穴の目立ちを改善してくれる成分「レチノール」「ナイアシンアミド」「プラセンタ」
上記成分が、多くの方が抱えている肌悩みの中でも特に多い「保湿・美白・ニキビケア・毛穴ケア・エイジングケア」の美容液に配合されている成分です。
美容液を購入する時には成分表示を確認して上記成分が配合されているか確認してみてください。
ここからは、さらに詳しく美容液別にご紹介していきます。
① 肌悩み別美容液(乾燥やエイジングケアなど)
乾燥・・・乾燥に適した美容液には主に「セラミド」コラーゲン」「アミノ酸」「ヒアルロン酸」などの成分が配合されています。
20代から50代以上まで幅広い年代の方が使用することができます。
使用感としてはベタつき感は無いものの、重めのテクスチャな物が多くとろみのある物も販売されています。
エイジングケア(ハリ・弾力)・・・エイジングケア(ハリ・弾力)に適している美容液は、保湿力に優れた「セラミド」「コラーゲン」などに加えて「レチノール」などのハリを与える成分が配合されています。
他にも、鮭から採ることができる「アスタキサンチン」といった活性酸素を防ぐ成分が含まれているアイテムも販売されています。
30代から50代以上のエイジングケアにとてもおすすめです。
毛穴・・・毛穴の開きやたるみに適している美容液は「ヒアルロン酸」や「ビタミンC誘導体」が配合されている美容液です。
また、毛穴の黒ずみ・詰まりには角栓を除去するピーリング効果がある「グリコール(AHA)」や「サリチル酸」など毛穴の悩みごとに合わせた美容液の使用が大切です。
美白(しみ対策)・・・美白に適している美容液は「トラネキサム酸」や「4MSK」「ビタミンC誘導体」などのメラニン色素の生成を抑える成分が配合されています。
「ビタミンC誘導体」など成分によっては肌の刺激になる可能性があるので注意してください。
肌荒れ(敏感肌)・・・肌荒れやトラブルが起きやすい肌には「エタノール」「パラベン」「着色料」「香料」などが配合されていないアイテムの使用がおすすめです。
また、抗炎症作用がある「グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)」や「トラネキサム酸」などの成分が配合されている美容液の使用がとてもおすすめです。
② 部分用美容液(しわやほうれい線など)
しわ・ほうれいせん・・・肌をしっかり保湿することで乾燥による目元の小ジワなどを防ぐことができます。
ですが確実に改善していくには、「ナイアシンアミド」や「レチノール」などのしわ改善有効成分を配合している医薬部外品の使用がおすすめです。
顔全体に使用する美容液もありますが、シワが気になる目元などに使用するアイセラムといったタイプもあります。
ニキビ・・・ニキビの炎症を防ぐには、抗炎症作用がある「グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)」「サリチル酸」などの成分が配合された美容液がおすすめです。
特に、「グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)」という成分が有効成分として配合されている医薬部外品が一般的です。
また、ニキビ跡をケアするには幹細胞やセラミドなどが配合されたアイテムが主流で気になる箇所にポイントで馴染ませるケアもできます。
目元・・・目元のたるみ、クマ、小ジワ、疲れ目のケアには美白ケアや「レチノール」配合のアイテムがおすすめです。
アイセラムなどデリケートな目元でも使用できるような肌に優しいアイテムを使用するようにしましょう。
また、「エタノール」「着色料」「香料」などは目に沁みやすいので注意してください。
③ 用途別美容液(導入美容液や朝用など)
ブースター(導入美容液)・・・肌を柔らかく整えて、化粧水やセラム、エッセンスの浸透をよくすることができるアイテムです。
洗顔直後に使用することで効果を発揮することができます。
朝用・日中用・・・「トラネキサム酸」などの訴求成分が配合されながらも、化粧下地、UVカット機能、ベースメイクなどの役割を果たしているアイテムです。
ここまで読んでみた!それでもどの美容液が自分に合っているのか選び方がわからないときは、、、。
「ここまで読んでみたけど、何を使ったらよいかわからない」そんな方は肌をしっかり保湿してくれる高保湿タイプの美容液がおすすめです。
乾燥、小ジワ、たるみ、毛穴の目立ち、くすみ、バリア機能の低下による肌荒れなど肌トラブルの原因になるのは肌の乾燥です。
保湿ケアは肌質や年齢問わず行うことができるスキンケアなので潤い成分が配合された美容液から使用するのがおすすめです。
美容液に配合されている潤い成分の中でおすすめはコレ!
セラミド・・・セラミドとは、肌の潤いやバリア機能を保つ上で欠かせない成分です。
比較的多くの美容液に配合されており、中でも保湿効果の高いヒト型セラミドが配合されている美容液もおすすめです。
NMF(天然保湿因子)、アミノ酸・・・角質層に存在している保湿成分のことをNMF(天然保湿因子)と呼びます。
NMF(天然保湿因子)には、肌内部を水分で潤す効果があるので乾燥ケアにとても適している成分です。
また、NMF(天然保湿因子)はアミノ酸を主成分としているのでアミノ酸にも保湿効果を期待することができます。
ヒアルロン酸・・・肌の潤いを保つ成分として多くの方が思い浮かぶ代表的な成分です。
肌の内側にある角質層の水分を保ちながらも、肌をしっとりなめらかに整えてくれる効果があります。
幹細胞・・・自分と同じ成分を作り出したり、他の成分に変化することができる成分です。
この特徴から肌のターンオーバー促進やコラーゲン産生を促すことができます。
肌のターンオーバーが促進されることで肌のキメが整い透明感のある肌になることができます。
また、コラーゲン産生を促進することで肌の水分量が上がりハリ弾力のある透明感のある肌になることができるんです。
このような効果がある幹細胞を培養(人工的に増やして維持すること)してコスメに配合した幹細胞コスメがエイジングケアの分野で注目されています。
コラーゲン・・・年齢と共に減少し肌のハリやツヤにも関係がある成分なので、肌にとってとても大切な成分です。
肌のハリやツヤを保つだけでなく肌を柔軟にすることもできるので、加齢と共にコラーゲンが減少してしまうエイジング世代の方にとてもおすすめな成分です。
エラスチン・・・肌内部にある線維芽細胞で作られ、肌のハリや弾力に欠かせない成分です。
ですが、「コラーゲン」と同様で加齢と共に減少してしまう成分なのでスキンケアで補うことがとても重要です。
また、肌の弾力が失われることでしわやたるみといった肌トラブルにも繋がってしまうので、エイジングケアにとてもおすすな成分です。
まとめ
美容液とは、「ハリや弾力「乾燥」「毛穴の目立ち」「くすみによる美白ケア」「目元専用のケア」などみなさんが抱えている特定の肌悩みに働きかけることができる基礎化粧品です。
また、集中的にケアする役割もあるので肌悩みに合わせた高い美容効果を発揮することもできます。
化粧水、乳液、クリームといった基本的なスキンケアにプラスアルファで使用する基礎化粧品でもあります。
美容液をスキンケアで活用することで、今抱えているニキビやくすみといった肌悩みに対してピンポイントで働きかけ解決に導くことができます。
ですが、美容液にはニキビやくすみといった目的があるので自分の肌悩みのニーズに合わせたアイテムを選ぶことも重要です。
ブランドや企業によっては、力を入れて成分の研究を進めている物もあるので資生堂などブランドについて調べてから購入するのもおすすめですよ。
配合されている美容成分や使用方法などを考慮しながら、今の肌悩みに合った美容液を普段のスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか?